くっすん大黒

くっすん大黒 (文春文庫) くっすん大黒 (文春文庫)
町田 康 (2002/05)
文藝春秋

わたしは読書が好きで好きで仕方なくて
本がないと生きていけない人間だ。
でもそんな読書ジャンキーなわたしにも本に対する偏見があって

「芥川賞作家の小説はツマンネー」

コレ。

そもそも芥川賞作家の作品なんて
庄司薫の「赤頭巾ちゃん気をつけて」(ものすごく面白かった)や
宇能鴻一郎センセ(すごいんです)くらいしか読んだことないんだがー
この根深い偏見はどこから来ているんだろう?


それはさておき、芥川賞作家・町田マチゾーの処女作です。
この本には表題作と「河原のアパラ」という短編二編が入っています。
内容は二作ともほぼ同じ

ダメな男が ダメな友人と ダメな旅をして
ダメな人々に会って ダメなオバはんに敗北して
唐突にお話はオシマイ

こう書くとどーしようもなくつまんなく悲惨な
ダメ小説っぽく聞こえるかもしれないけれど

面白いんだよ!!!

パンクロッカーの面目躍如とでもいうべきビートな文体とか。
お金持ってないのに「なんとかなるべ」って感じのゆらゆらさ加減とか。
出てくる人物のダメさ加減の描写とか。
チャアミイすげー!こんなヤツいないよ!
古今東西の小説に出てくる女性のなかでも、クイーンオブダメ女ではないだろうか…

次は「パンク侍、斬られて候」(どうも時代物らしい…)
を読もうと思いました!


どうでもいいこと:
マチゾーはパンツのことを「猿股」って呼ぶんですが
非常に気になりました。サルマタ…

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